◆◇◆1本1本、真心をこめてお作りいたしております◆◇◆

●「三徳型菜切り包丁」を鍛造する工程を撮影いたしました。柄のついた完成品は「商品紹介」のページに掲載しております。
加茂藤の工房を、実際にご見学いただくこともできます(福井県武生市タケフナイフビレッジ 共同工房内)
まずはメール(info@hamno-ya.com) にて、お気軽にお問い合わせください。

炉の中の材料
材料は硬くて切れ味は良いがもろい鋼を、柔らかいが粘り強い性質の軟鉄で挟んだもの。
それをコークスが燃える灼熱の炉で熱し、ちょうど頃合いにまで赤くなったら取り出して加工します。
 
はんけい取り
縦に叩いて、先が細くなるように延ばしたあと(写真左)、平と呼ばれる包丁の平らな部分になる場所を叩きます。こうして包丁の先半分をまず形づくっていきます。
 

中子取り
鋼を縦につぶして包丁の柄に入る部分の中子を作ります。縦、平を交互に叩き、細長く伸ばしていきます。
包丁の顎の部分をたたき伸ばして、おおよそ包丁の形 ができあがります。

 

二枚広げ
これらの物を二枚重ねて必要な大きさまで伸ばします。
二枚重ねることにより冷めにくく、薄く伸ばすことができる「二枚広げ」は越前打刃物独特の手法です。さらにこれをもう一度加熱して冷まし、鋼の質を均質にしていきます。

 
仕上げならし
表面の酸化物をショットブラストで取り、加熱せずにハンマーで叩きます。この「荒ならし」で板のムラをなくし、曲がりにくくします。プレスなどで型を抜いた後さらに小さいハンマーで叩き、グラインダーなどで形を整えます。
 

焼き入れ
刃物に魂を込める重要な工程です。焼きムラを防ぐ表面に塗った砥石の泥を十分乾燥させてから芯まで熱します。経験と勘で赤くなった鋼の色を見極めて、間髪いれず水で急冷することにより(写真左)鋼は非常に硬くなります。

 

歪み直し
焼き入れしたままでは硬くてもろい鋼を150〜200度Cで熱してゆっくり冷まし(焼き戻し)、粘り強さをもたせます。その時に生じた曲がりなどの狂いを鎚やたがねを使って金床の上で叩いて直すのが「歪み直し」です。(写真左)

 

荒研ぎ
目の粗い回転水式円砥石で研ぎ棒で押さえながら「荒研ぎ」します(写 真左)。研ぎによる発熱で硬度が落ちるのを防ぐため水で冷却しながら行っています。徐々に砥石の目を細かくし、めすき(目透砥)で刃を研ぎだしていきます。

 
研ぎあがり
バフ(円綿布の表面に膠と金剛砂を貼ったもの)や木砥などの天然砥石を使って入念に仕上げ研ぎを行います。砥石の粉末をゴム片で擦ることで、鋼と軟鉄の境目が美しく際立ちます。これに柄をつければ完成です。
槌音が響き、鉄粉が舞う工房で鍛えられた包丁はこのような繊細な仕上げによって鏡のように磨かれ、みなさまのお手元に届きます。

完成した三徳型菜切り包丁


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